ハロウィーンとココア

アメリカでの初めてのハロウィーン。ウィスコンシン州の小さな町の高校生だった。 アメリカに来て、まだ1か月。仲間たちに連れられて、厳しくてちょっと陰険な、女性の英語の先生の家に行った。 先生はあの頃、50代くらいだっただろ 続きを読む…

東京の見知らぬ家族

先日、東京で公園を散歩していると、10メートルほど先で、自転車に乗っていたおじさんが、突然、倒れた。急いで駆け寄り、大丈夫ですか、と声をかけた。大丈夫です、と言いながら、立とうとするので、私が手を差し出すが、よろよろして 続きを読む…

映画「マイ・インターン」後の非ロマンチックな話

「マイ・インターン」を観た。映画が終わり、横には夫がいたけれど、何か言えば泣き出してしまいそうで、しばらく口がきけなかった。それは私たち夫婦にも、形は違うけれど、危機があったから。夫は黙って、私の肩を抱いた(日本では珍し 続きを読む…

見知らぬ夫と粋な日本人紳士

先日、『ニューヨークの魔法のことば』(文春文庫)に収められたエッセイを、プロの朗読家・佐藤啓子さんが朗読されるというので、内幸町ホールに聴きに行ってきました。今日は、その時の楽しいエピソードをひとつ、最後にご紹介しますね 続きを読む…

ハンブルグの市場で:花屋の家族のものがたり

昨日の投稿の続き… ハンブルグの市場にある花屋の父と息子。「オマエよりオレの方がずっといい男なのに、なんでオレの写真を撮らねぇんだ」。そう息子に愚痴ったらしいので、「じゃあ、今度はお父さんを撮るわ」と言うと、息子が笑って 続きを読む…

ムヒカ前大統領から日本の子どもたちへのメッセージ

ウルグアイのムヒカ前大統領から、日本の子どもたちへのメッセージ。彼の数々の言葉のように、本当に私たちが生きられたら、世界中のたくさんの問題が解決するのかもしれない、と思う。ムヒカ氏の表情の、なんて穏やかなこと。子どもたち 続きを読む…

ハンブルクの市場で:拗ねる花屋の父親

ドイツのハンブルグの市場で。花屋のお兄さんに「写真を撮ってもいい?」と聞くと、「もちろん、いいよ」と仕事の手を休めて、花から遠ざかった。「あなたも一緒がいいわ」。「ええ、そうなのかい?」。それを見ていた彼のお父さん。ドイ 続きを読む…

楽しみにしていた列車の旅が、悪夢に?

ちょっと長いけれど、ぜひお読みくださいね! オスローベルゲン間の特急列車は、ノルウェー屈指の景色を誇り、とても人気がある。この旅をとても楽しみにしていた私たち夫婦は、一等車の4人掛けのボックスシートに隣同士で席が取れた。 続きを読む…