「オバマさんのように、ドンを抱きしめてあげたかったなぁ・・・」という読者の声

みんな、あなたの話を涙しながら、読んでくれていますよ。 ボクの話を日本の元軍人が読んだら、激怒するよ、と心配していた彼。 この写真は、硫黄島で日本軍と戦った頃のドン。 こんなにあどけない少年たちが、戦争の犠牲になったので 続きを読む…

共同通信社から全国の新聞に配信「硫黄島生還兵との別れ」

【お願い】亡きドンの妻アンに送ってあげたいと思います。 「硫黄島生還者との別れ」--ドンについての記事が、共同通信社から全国の地方紙などに配信されました。 見出しは新聞により、多少、異なるかもしれません。 見つけたら、ぜ 続きを読む…

硫黄島で戦ったドンの遺体と対面

生きているうちにドン(硫黄島で戦った元米兵)と会えなかったけれど、せめて火葬される前にと、1時間ほど離れた葬儀場へ、彼らの知り合いが連れていってくれた。 あの夜、友人のジェーンの家に辿り着けず、暗闇のなか、恐い思いを一緒 続きを読む…

七夕の願いごと: ドン、安らかに

織姫と彦星は出会えますね、きっと。 一年前の七夕は、銀座を観光したいというアメリカ人を、ひょんなことから案内することになり、 帰りに駅で笹を見つけ、みんなで短冊に願いごとを書いたんだっけ。 そしてそのあと別のところで、ス 続きを読む…

米海兵隊の苦しみと誇り

私が辿り着いたとき、ベッドルームにドンの姿はもうなかった。 葬儀屋さんが連れて行ってしまった。   ベッドのサイドテーブルの上に、ドンの時計、そして指輪がふたつ置かれていた。   指輪のひとつに、刻ま 続きを読む…

ドン、安らかに眠って

ドンは私を待たずに、自宅で息を引き取った。私が家に駆けつけたとき、ドンはもうそこにいなかった。ひと目、会いたかった。ハグしたかった。声をかけたかった。声を聞きたかった。あの豪快な笑いが聞きたかった。あと一日、いやあと数時 続きを読む…

もうひとつの目を入れないと、ね。

 硫黄島で日本兵と戦ったドンに、再び会いに行くことにした。彼の家に電話すると、電話に出た男性が、「ドンは話せないから、妻のアンに替わるよ」と答えた。アンは私だと知ると、嬉しそうな声になったが、「ドンはもう長くないの…。ド 続きを読む…