グラフィティの壁で出会ったふたり

マンハッタンで、長い壁一面に絵が描かれた写真を撮っていると、ふたりの若者がこちらに向かって歩いてきた。 「これ、誰が書いたか知ってる?」と声をかけると、「知らないけど、すごくいいでしょ?」とひとりが答える。 私が立ち去り 続きを読む…

広島原爆の日に思うーー雲の上の人たち 

昨日はさわやかな晴天。流れる雲をずっと眺めていた。あの人たちは、きっと雲の上で笑っている。 そしてそこから、このタワーと私たちを見守っている。   でも、この展望台には今ものぼれずにいる。 あそこから飛び降りた 続きを読む…

NYの地下鉄でiPhoneをめぐるやりとり

ニューヨークの地下鉄で、隣にすわっている女性が、大きなサイズのiPhoneでゲームをしていた。 私のiPhoneはSEや5の最も小さなサイズ。8が出たら、大きなサイズに買い替えようと思っていた。 ゲームを中断した時に、「 続きを読む…

Ask me! Ask me!

  数年前に、地下鉄構内で子どもたちに風船でオブジェを作っていた人が、それをずっと見ていた私に、大きな虹の風船をくれた。そのあと、それを抱えてマンハッタンを歩いた時に撮ったこの写真のレインボウフラッグを、昨夜、 続きを読む…

地下鉄で手を差し伸べて

  地下鉄の階段を下りていた時、私のすぐ前に大きな荷物を抱えた黒人の女性がいた。 巨大な黒いバッグを右肩にかけ、左手で大きな青いスーツケースを支え、さらに白いビニール袋5、6個を手にしている。 その女性のすぐ前 続きを読む…

オシャレはみんなの特権だから

5時半に目覚めると、すでに強い日差しが照りつけている。 ここを渡って、これからセントラルパークを散歩。 日本のように日傘なんて使わないから、日焼け止めはたっぷり塗って。 二の腕、太もも、おなかが…なんていろいろ気にして、 続きを読む…

「岡田光世 「トランプのアメリカ」で暮らす人たちーー」 NYの「例外」スタテン島に行ってみた(完)

「岡田光世 「トランプのアメリカ」で暮らす人たちーー」 スタテン島の最終回です 。 ぜひ、お読みください。 この連載では、人々が何をどんなことを思い、暮らしているのか、なるべく中立な立場でお伝えしたいと思っています。 記 続きを読む…

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち NYの「例外」スタテン島に行ってみた(その3)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち NYの「例外」スタテン島に行ってみた(その3) アップされました。 「スタテン島」の話は、今回(その3)で終える予定でしたが、最後の事件については、次回(その4)で書くことに 続きを読む…

人生は、あなたが出かける最も素晴らしい旅なのだから。   

NYで出会った友人の、キリスト教の教会での葬儀、そして火葬に参列した。 笑顔しか思い出せない彼は、スカスカの骨になってしまった。 年老いた、気丈なご両親の姿が辛い。 でも、キリスト教では、死は神のもとへ帰ること。神にいだ 続きを読む…