NYの地下鉄で、さっと立って席を譲る人が結構、多い。譲らなきゃ、という使命感というより、譲りたいから譲る。譲られる方も、あ、どうも、といった感じで気楽に譲られている感じがする。 東京の電車で、学生風の男性3人が、席を譲る 続きを読む…
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30本のバラ 母の初めてのことば
母にとって私は人間失格。仕事を持たずに、夫に従い、夫に仕える妻になることを娘に望んでいた。だから、私がやることなすこと、気に入らない。 私は東京の保守的な家で育ち、両親も祖父母も厳しかった。褒められたことは、ほとんどない 続きを読む…
見知らぬ夫と粋な日本人紳士
先日、『ニューヨークの魔法のことば』(文春文庫)に収められたエッセイを、プロの朗読家・佐藤啓子さんが朗読されるというので、内幸町ホールに聴きに行ってきました。今日は、その時の楽しいエピソードをひとつ、最後にご紹介しますね 続きを読む…
『ニューヨークの魔法のことば』の朗読のお知らせ
朗読家・朗読講師の佐藤啓子さんが、拙著『ニューヨークの魔法のことば』(文春文庫)から、いくつかのエッセイを朗読されると、ご連絡くださいました。「ニューヨークのとけない魔法」のシリーズの第3弾です。 ジャズ歌手みうらまちこ 続きを読む…
玄関に現れた太陽の花
sunflowerはどこですか? 白人の若い男の人が花屋の店員に聞いている。 ふたりと向日葵の、ちょうど間に私がいたので、これよ、と向日葵を指さす。 これがsunflowerなの? そうよ。 向日葵を知らない人も珍しい。 続きを読む…
真っ白い短冊に、温かい願い
夜10時過ぎ、たまたま通りかかったスーパーの前で、七夕の短冊をなんとなく眺めていた。制服姿の50歳くらいの店員さんが、入口のそばでゴミを片づけていた。と、こちらにやってきて、あまり目立たない隅っこのほうに白い短冊を括り付 続きを読む…
銀座を案内するーその②
銀座でデパ地下を見せてやってほしい、と頼まれていた。本当は16歳の少年だけを案内するはずだったが、同じツアーに参加していたアリと彼の両親に地下鉄駅でばったり会い、一緒に行動することになった。 三越で生鮮食料品を見ていると 続きを読む…
「NYの魔法」シリーズ誕生の地、紀尾井町から四谷まで雨のなかを歩く
今日は仕事で「ニューヨークの魔法」シリーズ誕生の地へ。紀尾井町から四谷へ歩いて戻る途中、いつも立ち寄る「ハナマサ」で、自分用に安ワインを買う。また、夫にバカにされるな。うちで飲むワインはたいてい夫のお小遣いで買うから、ち 続きを読む…