席を譲ることをめぐるドラマ

NYの地下鉄で、さっと立って席を譲る人が結構、多い。譲らなきゃ、という使命感というより、譲りたいから譲る。譲られる方も、あ、どうも、といった感じで気楽に譲られている感じがする。
東京の電車で、学生風の男性3人が、席を譲ることについておしゃべりしていた。
男性A:俺の目の前に、60代くらいの夫婦が立っててさ。隣の人が立ち上がって、女性に席を譲ったんだよ。俺も譲らなきゃと思ったけど、このあと1時間20分、立ちっぱなしかぁ、と思ったら、やっぱり譲れなくて、ずっと葛藤に苦しんでた。
男性B:俺なんかさ、おばさんに席譲ったら、譲り方が悪いって、説教されたよ。「そんな嫌そうな顔して譲られても、嬉しくないわよ」って。俺、立場なくなって、少しずつおばさんから離れていって、最後には別の車両に移ったよ。
男性C:隣にすわっていた女性がおばさんに席を譲ったら、譲られたおばさんはすわったんだけど、私、じつはまだ若いんですよって、同じ話を20分ずっとしていて、相手の若い女性も、ああそうなんですか~って、その話をずっと聞いてるんだよ。できた人だわ。
席を譲る譲らないひとつでも、日本ではいろいろなドラマがあるのですね。

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Photo: 7 Train, NYC

【12月12日の講演会・親睦会・サイン会についてのお知らせ】
事前にお申込みいただく必要がありますので、お急ぎください。下記のURLに①~④の最新情報を加えましたので、ご確認ください。

http://okadamitsuyo.com/blog/2015/11/16/talk-xmas-party-booksigning/

②私がどのように英語を身につけたのか、誰にでもできる英会話上達の秘訣もご紹介します。

③今回、サイン会は講演前となります。私が原作の英語まんが『奥さまはニューヨーカー』(幻冬舎文庫、1~5巻)の絵を描いた島本さんが、本を買ってくださった方にご希望に応じて登場人物の顔を描きます。初めての試みです。

④親睦会で恒例の「NYの魔法検定試験」(笑いでいっぱいの楽しいクイズ遊びなので安心してね。景品が当たります!)を実施することにしました。例によって夫が”先生”です。出題範囲はシリーズ6冊目の『ニューヨークの魔法をさがして』(文春文庫、5月刊行)に限ります。簡単な7問ですので、ぜひ読んできてくださいね!

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