ニューヨークはニンゲン臭い街。だから私はこの街が好き。

 長年、NYを見てきて、どのようにこの街が変わったのかとよく聞かれる。1990年代以前のNYは、とてもニンゲン臭かった。  地下鉄の車両で手品師の手から突然、ハトやウサギが飛び出してきた。2本のアンテナ付きの帽子を被った 続きを読む…

NYの魔法は雨のしずくのように光っている

  これが”ニューヨークの魔法”だから。『泣きたくなるほど愛おしい ニューヨークの魔法のはなし』に書いたことを思い出したから。 北海道に住む年配の読者の女性、Michiko Iwafuneさんが撮影した、素敵な 続きを読む…

『ニューヨークの魔法のことば』(文春文庫)が朗読されました。

冷え切った心も温まります💜! 『ニューヨークの魔法のことば』(文春文庫)から「刑事の誘惑」と「見知らぬ夫」を、朗読家の佐藤啓子さんが朗読されました。 会が終わった時、観客にいらした高齢男性が、「いつでもど 続きを読む…

最後の会話

今度は、ホストブラザーのジョンが電話に出た。 ミッツ。日本なのかい? わざわざかけてきてくれて、ありがとう。電話を回してみるよ。ただ、ダッドには、ミッツの声はもう、ほとんど聞こえないかもしれないよ。 大丈夫よ。大きな声で 続きを読む…

皆さんのお陰で『ニューヨークのとけない魔法』が32刷になりました!

帰宅したら、文藝春秋の編集者から嬉しい知らせが届いていました。「新年早々、よいお知らせです。『ニューヨークのとけない魔法』重版です。32刷。長女、本当に頑張ってくれてますね」と。 (昨日、長女(アタシ)の話をアップしたか 続きを読む…

『奥さまはニューヨーカー』電子書籍のゲラを確認中~~

このシリーズが電子書籍化されるので、只今、ゲラを確認中。 台湾出身の女性だった。 LiShiang Tsengさんは、何年も前から私のFBの投稿にずっと「いいね」してくれていた人。 「いつも読みに来てくださって、ありがと 続きを読む…

祈り

岡田さんが書きたいものを、書きたいように書けばいいんですよ。売れるかどうかなんて、考えなくていいんです。そんなことを考えたら、だめです。昨日、打ち合わせした編集者が言ってくれた。 ある本の企画を詰めるために会ったのだが、 続きを読む…

『ニューヨークの魔法のはなし』の電子書籍が発売!

今日もヘルシンキで楽しいエピソードがありましたが、もう夜中の1時なので、できたら明日、アップしますね。今日はお知らせ。『ニューヨークの魔法のはなし』の電子書籍が発売になりました! もちろん、普通の紙の本もあります。心温ま 続きを読む…

どんな人にも、語られるべき人生がある

昨夜、地下鉄の車両の端から、女性の大きな叫び声が聞こえた。止んだかと思うと、また叫び、静かになったかと思うとまた叫び声が聞こえる。 夜11時近くだったが、地下鉄の車両はかなり混雑していて、姿は見えない。降りる駅に近づいた 続きを読む…