昨日、投稿した「肺がんの疑い」の心配からしばし解放され、ヨットの上でなんとも楽しく平和なひととき。高校時代の友人の大澤クンの大切なヒミコ号にこれまで何度か乗せてもらい、いつか私も帆をあげたり、帆を風に乗せて舵を取ったり、お手伝いできるようになりたいと思う。でも大澤クンは「みっちゃんはただ笑っていてくれればいいよ」とまったく私、期待されていない様子。

私が舵を取ると、帆がヘナヘナ倒れそうになる! しかもそれに集中していると、飲食も談話もできないし。後半はあきらめて、ヨットの端にへばりつくように転がって、爆睡。ハーバーに戻って、起こされる。ああ、海に落ちなくてよかった。

陸に上がって、新鮮なアジのたたき丼でランチ。

ヨットはふだん、3メートルくらいの高さのところに置かれていて、ランチのあとはハシゴでヨットに上がって片付けや掃除が始まる。

ヨットの下から、「私も手伝いたいよー」と試しに叫んでみると、「わかった、みっちゃん。じゃあ、バケツに水入れてきて」と。お安い御用だ。大澤クンがヨットの上から垂らした綱にバケツをくくりつけ、大澤クンが引き上げる。

でも、私もヨットの上に乗って、バケツの水汲みだけじゃなくて、もっと大事そうな仕事をしたいではないか。ビッグサイズのコーヒーを片手に、ハシゴをのぼり、ヨットの上で皆と一緒になる。綱を引っ張るのをちょっと手伝ったけれど、もうすべきことはほとんど終わっている。

と、何かの拍子に手がすべり、ビッグサイズのコーヒーがヨットにこぼれた。ほとんど飲んでいないから、かなりの量…涙。本当にごめんなさい、と拭こうとすると、「これからヨットを洗うから、大丈夫」とみんなやさしい。

手伝うどころか仕事を増やしているだけだ。しっかりそう覚悟し、くるりと向きを変え、後ろ向きにハシゴを降り始めたその時、ハシゴが宙に浮いた感覚が! ハシゴが外れ、私はハシゴをしかと抱えたまま倒れ、コンクリートの地面に激しく叩きつけられた。脳しんとうを起こしたかも、と思った頭の痛み。右膝と尾てい骨も激しく打った。

みんな、あ然。大澤クンいわく、「ハシゴから落ちた人は、初めてだよ」。肺がんの心配に、また心配事が重なったけど、「一緒にクリニックでみてもらえばいいよ」だって。

「ヨットの上で寝ているとき、海に落ちなかったのが、せめてもの救いだ。もういい加減、落ち着いてほしい…」と夫は泣いている。私も泣きたい。

帰りはさっさと先を歩いていく夫の背に向かって、「ちょちょちょちょっと、痛いんだってばー!」と叫びながら、アリのように小さな歩幅で、ゆっくりゆっくり歩いて帰りましたとさ。

リュックを背負っていて、その中にケータイもiPadも充電器も緊急避難用のソイジョイ2本も、携帯用の懐中電灯も笛も、家のあちこちの鍵の束も……といろいろ入っていたから、その重みもあったのかな。買ったばかりの一眼レフを、首からかけていたら絶対に壊れていた。ああ、よかった、今日は持っていかなくて。

これは大澤クンとのツーショット。まだ無傷の頃…。

 

これは今日の写真ではなくて、大澤クンのFBから借りたもの。いつも大活躍のカッコいいウッチー(おムコさん、募集中(今も、そうかな?)。ウッチーには、ヨットももれなく付いてきます(ウソ♡))私もウッチーみたいにかっこよく、手伝いたいのよ、いつの日か。今はひたすら、尾てい骨と足が痛いよー。頭が痛いのは、飲み過ぎか打撲か、どっちかわからないけど。

 

☕️「ニューヨークの魔法」シリーズ(文春文庫、第1弾〜第8弾まで)。世界一お節介で、図々しくて、孤独な人たち。でも、泣きたくなるほど、温かい。たった一度のあなたの人生を、もっと肩の力を抜いて生きていこう、と思うはず。どの話にもニューヨークでよく耳にする英語がちょっとだけ入っていて、ほっこりしながら英語も学べます。シリーズのどの本から読んでも楽しめます。シリーズはすべて、普通の文庫(紙)もKindleもあります。内容はAmazonでどうぞ。下のチラシをクリックすると、飛びます。