東日本大震災の直後に出会ったニューヨーカーたちが、日本人と知ると私をハグし、「日本のことを思っています」と声をかけてくれた話を、『ニューヨークの魔法のさんぽ』(文春文庫)に書いた。

その本の読者が、知り合いのメキシコ人の言葉をネットで紹介していた。「どこかの国が困っていると、世界中が助け合う。素晴らしいよな。で、今は日本の番なんだ」ーー。

先月、その人の祖国が、大地震に見舞われた。

がれきの下から遺体で発見された女性に向かって、日本の救助隊員らは整列し、ヘルメットを脱いで黙祷を捧げた。そしてすぐにまた救助を始めた。

ビルのがれきの中から、犬も救出した。

日本の救助隊が撤収するとき、メキシコ人たちがヘルメットを脱いで、「礼! ありがとうございました!」と日本語で伝えて日本式にお辞儀し、救助隊員らに感謝の拍手を贈った。

3日前に、大して重くもない物を取ろうとして、ぎっくり腰にーー。吐き気を伴い、辛い辛いと、さっきまでベッドの上でのたうち回っていた(ぎっくり腰が吐き気を伴うこともあるなんて、初めて知った!)。

ずっと旅していたから、しっかりニュースをフォローできなくて、メキシコでのエピソードをさっき知った。そして、背筋がピンとなった(ぎっくり腰だから、気持ちだけ、ピン!)。

ぎっくり腰なんかで、嘆いている時間はない。
人っていいなーー。
それを伝えるのが、私の仕事じゃないの!

 

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