突然、出てきたセピオ色がかった昔の写真。高校生で初めてNYに行った時に、国連ビル前で撮った写真。 留学していたウィスコンシン(WI)州から、延々と十数時間、グレイハウンドの長距離バスに乗り、辿り着いたNY。あの頃のNYは 続きを読む…
カテゴリー: アメリカ
日本とアメリカの父の命日
「子どもがみんな成人するまで生きられるかな」。そう言っていた私の父は、1月15日にこの世を去った。以前の、成人の日。私が12歳。弟たちは9歳と4歳だった。 14日の夕方、大学病院に運ばれ、15日未明に息を引き取った。この 続きを読む…
Joy to the World! ロックフェラーセンターのツリーが点灯
Joy to the World! マンハッタンのロックフェラーセンターの巨大なツリーが一斉に点灯しました。民家などに植えられていた木が、毎年、寄付によってここに飾られ、世界中の人たちの心に灯りをともしてくれます。 こ 続きを読む…
私の大切な”母”のひとり
血がつながっているから、わかり合えるとは限らない。それが自分の親でなかったとしても、ほかに誰か、自分を励まし、支えてくれる人がいたら、その人は幸せだ。 私にとって、この女性はまさにそういう人。私の韓国人の母。ニューヨーク 続きを読む…
ハーレムのおしゃまな少女
ひとりでNYのハーレムを歩いていると、可愛いピンクのドレスを来た少女たちが目にとまった。一緒にいるのは、家族のようだ。 写真を撮ってもいい?と聞くと、もちろんよ、と並んでくれた。が、カメラを向けたとたん、頭に大きな黄色い 続きを読む…
恐ろしいニューヨーク!?
ニューヨークの私たちのアパートメントのすぐ裏の通りで、殺人事件があった。もう何年も前のことだ。午前2時頃、草陰に隠れていた男に射殺された。閑静で安全な地域だ。 ちょうどその直後の冬の寒い夜、リビングルームのソファで本を読 続きを読む…
NYの地下鉄での頼みごと、頼まれごと
「NYでは危ないから、地下鉄で居眠りなど絶対にしてはいけない!」と、NYに住み始める前に日本人に言われた。しかし、私は東京でもNYでも、乗り物の中でよく眠る。 NYの地下鉄で、時差ボケのためにものすごい睡魔に襲われた。そ 続きを読む…
ハロウィーンとココア
アメリカでの初めてのハロウィーン。ウィスコンシン州の小さな町の高校生だった。 アメリカに来て、まだ1か月。仲間たちに連れられて、厳しくてちょっと陰険な、女性の英語の先生の家に行った。 先生はあの頃、50代くらいだっただろ 続きを読む…
映画「マイ・インターン」後の非ロマンチックな話
「マイ・インターン」を観た。映画が終わり、横には夫がいたけれど、何か言えば泣き出してしまいそうで、しばらく口がきけなかった。それは私たち夫婦にも、形は違うけれど、危機があったから。夫は黙って、私の肩を抱いた(日本では珍し 続きを読む…
元米兵と見た「硫黄島からの手紙」
先日、硫黄島で戦没者追悼式が行われ、この夏、再会したダンを思った。硫黄島で日本兵と戦った元米兵士。2か月前、一緒に映画「硫黄島からの手紙」(LETTERS FROM IWO JIMA)を観た。ビデオをダンが持っていた。「 続きを読む…