NYの大洪水の翌日、海へ芝刈りに?   

 ブログをずっとサボってしまいました。ごめんなさい! 

 私の親友のひとりは、正統派ユダヤ教徒。この写真の「おじいさんは山へ芝刈りに」状態の人。

おじいさんは山へ芝刈りに 状態。友人が背負っているのは、ビーチチェア。

 先日会った白人女性が、「正統派ユダヤ教徒たちは宗教の教えを頑なに信じ、若くして結婚し、女性は高等教育も受けず、外に目を向けずに自分たちの世界だけで生きている」みたいなことを言っていた。それを聞きながら、なんだか悲しくなった。 その女性にはきっと、正統派ユダヤ教徒の友人はいないだろうな。外から人は勝手に判断する。

 そういう一面もあるけれど、彼らの社会も少しずつ変わってきている。レッテルを貼らずにひとりの人間として見たら、また別の面が見えてくるのに。 私は正統派ユダヤ教徒の彼女から、宗教や文化の話を、いつも楽しく聞いている。イスラエルのこと、パレスチナのこと、いろいろ問題はあるけれど、私は人と接するとき、いつもその人をその人として受け止めたい。 

 イスラム文化にしても、外にいる私たちが偉そうにレクチャーしているけど、そんなによくわかっているの? で、ニューヨークの大洪水のあと、私は予定どおり、彼女とふたりでビーチに遊びにいってきました。大好きだよー、デビー❤️ 以下、詳細です。      

浜辺のボードウォーク

 先週9/1の洪水の翌日、約束どおり、正統派ユダヤ教徒の友人とビーチへ。最初は雨の予報だったので、ニューヨーク市内のカジノに行こうと誘われたのだけれど、コロナが心配だった。前日に天気をチェックすると、一転して晴天。 

 彼女の住むクイーンズまで地下鉄で行き、車でビーチに行く予定だったが、洪水の影響で地下鉄がそこまで行くかどうかわからない。また別の日に、とあきらめ、私はセントラルパークのベンチで仕事しようと、乗った地下鉄の行き先が、なんとそのビーチ。逆方向の電車に乗ってしまったようだ。ビーチまでたどり着くかどうかわからなかったけれど、延々とブルックリンを走り、無事に到着。友人が駅まで車で迎えに来た。

 正統派ユダヤ教徒は驚くほどコミュニティの結束が強く、結婚式や葬式も大規模で、友人もいつもそんな話をしている。この日もビーチで「これから葬儀に出なきゃ」と言うので、何かと思ったら、ズームで友達のお父さんの葬儀に参加するという。 

 宗教的な理由から肌をあらわにしてはいけないので、彼女は水泳用のTシャツと、膝まであるショーツ。ビキニ姿の私を見て、「ミツヨはほぼハダカ状態だから」とズームの動画と音声がオフになっているかあわてて再確認。黒づくめに顎髭の男性が体全体を揺らし、泣きながら義父への思いを英語とヘブライ語で述べている。体を揺らすのは、神への恐れを表すためだ、という。 

ただ今 葬儀に参加中

 葬儀が行われた場所を聞いて驚いたのが、これはいつか書きましょう。そして、彼女が何のために浜辺で小石を集めていたのかも。

 友人が大量に食料をクーラーボックスに詰めてきて、ビーチでふたりでランチ。彼女は「ニューヨークの魔法のさんぽ」(文春文庫)で、私が飛行機で偶然、隣り合わせた若い女性のお母さん。正統派ユダヤ教徒というと、なぜか物静かな印象を持っていたのだけれど、彼女はそれはそれは豪快で、最初に会った時に意気投合。それからずっと友達だ。

地下鉄の窓から眺め

 彼女と4時近くに別れ、マンハッタンに戻る地下鉄に乗ったものの、窓から海を眺めていたら、またビーチに近い別の駅で降りたくなった。新たに開発された地域らしく、駅前には店が並び、ビーチに向かう途中、真新しい家々が立ち並ぶ。

 ビーチに出ると、寝転がって携帯をいじっていた若い女性が私を見上げた時に、ほほ笑み合う。「この辺りに住んでいるの?」と声をかけると、「近くでもないけれど、ブルックリンよ」と答えた。

 この女性はJETプログラムで、広島県福島の高校で英語を教えていたという。日本に行ったばかりの時、お店で働いていた若い日本人女性が自分の服装を褒め、「ニューヨークから来たの?」と声をかけてくれた。その人が、彼女の親友になった。

 少しおしゃべりしたあとで、「もし海に入りたかったらあなたの荷物を見ているから、どうぞ」と伝え、5メートルほど離れたところにすわった。しばらくすると彼女がやってきて、「インスタをしているなら、よかったらお友達にならない?」と言ってきたので、連絡先を交換した。

 彼女も旅が好きで、先週、彼と一緒にイタリアを旅して戻ってきたばかりだという。「人が多くて気になるほどではなかったけれど、結構、観光客もいて、賑わっていたわ」 ワクチンパスポートを見せる必要があるけれど、前のように自由に旅ができる時代が、もうそこまでやっている。

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