ライオンのマスクが消えた

マンハッタンの中心地、五番街沿いにあるニューヨーク公共図書館。その前でどっしり構えているライオンもマスクをしていたのに、いつの間にかマスクが消えていた。

図書館前の道路で何かの活動をしていた女性たちに、「図書館の敷地内の階段で活動するのはやめて」と注意していた男性の警官に、「どうしてマスクしてないの?」と聞いてみた。

マスクは図書館のスタッフがライオンに付けてあげたんだけど、「夜になると、ライオンによじ登ってマスクを外しちゃう人がいるんだよね。だから、取ったんだよ」

「なんでわざわざマスクを取っちゃうのかな?」
警官は首をすくめてひと言、「New York!」と呆れ顔。
もしかしたら、マスクがほしくて? たぶん、ただのいたずらだよね。

写真を撮っていると、向こうから歩いてきた黒人男性が、足を止め、「Bryant Park!」と叫んで、こちらを向いてポーズした。
そうそう。これも、New York!

1枚目の写真。図書館の建物に「BLACK LIVES MATTER」の垂れ幕が見えますか。

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