2020年よ、さようなら—from New York

コロナで始まり、コロナに終わった2020年。数々の別れがありました。多くの命が失われました。会いたくても会えない人たちがいました。

そして、そういう状況だからこそ、人のやさしさや温かさを、知ることもできました。マスクの下でも、相手には笑顔が見えていることを、知りました。

ここは住宅地なのに、まるでおとぎの世界に舞い込んだよう。ニューヨークのブルックリンの住宅地「ダイカーハイツ」。

今、クリスマスのイルミネーションで華やかです。街路樹も飾られ、車の窓ガラスもライトが反射し輝いています(写真はすべてiPhoneで撮りました)。

今年、家々の庭に立てられていたのが、こうしたサイン。

すべての unsung heroesたちよ、ありがとう。

すべてのfirst respondersたちよ、強くあり続けてほしい。アメリカに神の御加護がありますように。

unsung heroes というのは、「謳われていない、称えられるべきなのに称えられていない、陰の英雄たち」という意味です。医療従事者や食料品店やレストランで働く人たちだけでなく、郵便局、交通機関、ガスや水道、電気会社で働く人たち、公務員、清掃や配達に携わる人たちーー。

first respondersとは、救助隊・救急隊員・消防士・警察官など、現場に真っ先に駆けつける人たち。

2020年というこの区切りの年を、私たちが忘れることはないでしょう。2020年を乗り越えた私たちを、2021年が温かく迎えてくれますように。

夫や母、家族、友人たちをはじめ、新たに出会う人たちに、2021年はもっともっと笑顔で接しよう。

一瞬一瞬を大切に生きよう。2020年に別れを告げながら、私は今、そんなことを思っています。

皆さん、どうぞよいお年をお迎えください。

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