ウィスコンシン州にやってきました。寒いですBrrr…。飛行機が着いたのは夜7時だけれど、すでに寒い! 2時間かけて空港まで迎えにきてくれた友人のMary Joが、「サムイヨー? ミッツはまったく変わらないんだから…」と大笑い。
ここは私が17歳で初めてアメリカに来た場所。一年間、高校に留学した。ここに来て、「寒いよー」と私がいつも言っていたので、彼女はその日本語を今も覚えている。
帰りの車の中で彼女はエアコンをかけたけれど、「ええ! エアコン!」と叫んだら切ってくれて、私がすわる助手席だけ暖房を入れてくれた。そのせいで、フロントガラスが曇るので、ときどきエアコンをかけて曇りを取る。
持ってきたノースリーブのナイトウエアなど出番はなく、彼女のダブダブの厚手のヨットパーカーと、厚手の毛布2枚も用意してくれた。それでも夜中に寒くて目が覚めて、ヨットパーカーのフードをかぶって寝たけれど、朝起きたら、寒さから頭がガンガン…。
写真は今、私がいる場所。Mary Joの家です。まさに北海道みたいな酪農地帯です。なんだかここにいると、日本の現実も、ニューヨークも、とても遠く、別世界のように感じられて、ああ、もうすべて捨てて、このままここに残ろうかな、なんてふとそんな気持ちになってしまった。
シリーズ完結編『ニューヨークの魔法は終わらない』の最後の章は、ここでの思い出をつづりました。絶対に書くな!と夫に言われた秘話も、清水の舞台から飛び降りる気持ちで書いたので、まだ読んでいない人は、ぜひ読んでくださいねー❣️