送り火 2泊3日のこの世の旅

もうあの世へ帰っちゃうの? と思わず口に出たけれど、今日はお盆の送り火。

13日に迎え火を炊いたから、「2泊3日のこの世の旅」か。あの世はNYより遠いだろうに。

NYだってせめて、3泊でしょ。

祖父母も父もお盆の間は、一緒に過ごしている実感がある(実感とは言わないのか?)。
今日しか行けないという母と、ふたりでお墓参りへ。進学する高校を決めるために、おみくじを引いたあのお寺。

祖父母も父もそこに眠っている。お墓の前で手を合わせながら、妙な心境に。

だって、祖父母も父も今、家にいるんでしょ? なのに私たちは墓にいる。逆でしょ。

お墓参りは迎え火を炊く日にする人が多いという。ご先祖さまを迎えにお墓へ行く。

私たちはひと足先にお墓へ送っていったということか。

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せっかちな母は、夕食の支度をしている私を待てず、ひとりで迎え火を炊きに外へ出た。

仕方がないから火を止め、外へ出て行こうとすると、早々と母が戻ってきた。
「だめ。雨で火がつかない。でも、門を開けといたから」と母。

「門を開けといた?」

「だから、大丈夫」

「大丈夫って、門から外へ出ていけたってこと?」

「そう」。母は終始、真面目な顔。

喧嘩ばかりしているけれど、こういう母は可愛いなぁ。
馬などのお盆の飾りつけも、仏壇から外された。

母が開けた門から、3人一緒に、するりと出ていってしまったのね。

来年の今頃は、母と一緒に、お墓に迎えに行けますように。

フランスでの許せない事件は、お盆に起きたんですね。

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