「ニューヨークのとけない魔法」(文春文庫)の30刷が文藝春秋から届いた。ひと言。うれしい。
2007年2月、初版は1万2千部だった。編集者も私も驚いたことに、初版が売り切れ、重版となり、30回、印刷されたことになる。
成人になった読者から、「この本を最初に読んだのは、中学生のときでした」などという手紙やメッセージが届くと、そういう歳月が流れたのかと感慨深い。
この本が出たとき、東京の地元の書店の店長さんが、「いったいどういう本なんですか。文春文庫なのに、小学生が結構、買いに来るんですよ」と驚いた。
当時、私が地元の公立小学校で英語を教えていたから、子どもたちが買いに行ってくれたらしい。小学生から90代の方まで読んでくださっている。家族で読んでいます、という便りも受け取る。
本当に有難いこと。読者の方々、そして読者に届くためにご尽力くださった印刷所、出版社、取次、書店の方々のお陰だ。
印象的な本のタイトルと帯のことばを考えてくださった当時の編集者の池延朋子さん、うれしいですね。
池延さんのセンスは最高です。ありがとうございます。
素敵な本を作ってくれたデザイナーの大久保明子さん、イラストレーターの上杉忠弘氏。
この場を借りて、もう一度、お礼申し上げます。ありがとうございました。
これからも、買ってよかった、手元に置いておきたい。そう思っていただける本を、書いていきます!
岡田光世
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