ニューヨークの地下鉄で、隣にすわっている女性が、大きなサイズのiPhoneでゲームをしていた。

私のiPhoneはSEや5の最も小さなサイズ。8が出たら、大きなサイズに買い替えようと思っていた。

ゲームを中断した時に、「そのiPhone、一番大きなサイズ?」と声をかけた。

「そうよ。私はいつも一番大きいのを買うの」

「私のはこれ。買い替えようと思って」

「そんなに小さい画面を見るには、私は歳を取りすぎてるわ」と女性が笑う。

「I’m getting there.(私ももうすぐそういう歳になるわ)」と言いながら、もしかしたら私のほうが年上ではないか、と思う。
しばらくおしゃべりしたあとで、女性は再びゲームを始める。タイムズスクエアで私が降りようと立ち上がると、女性が顔を上げてほほ笑んだ。
私は女性に顔を近づけて、「私は〇歳。あなたは?」と笑いながら聞いた。
女性は驚いた顔で私を見ながら、「私は〇歳」と答えた。
彼女は私より1歳年下だった。

「See? I knew that.(でしょ、そう思ったわ)」
女性は首を左右に振りながら、「I never would have guessed that!(思ってもみなかったわ!)」と答える。
地下鉄のドアが閉まりそうになった。
私たちは大笑いしながら、手を振り合って別れた。

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