最愛の義母が逝く

午前1時に電話が鳴った。「今、息を引き取ったよ」。 最後は声にならず、激しい嗚咽に変わった。 きっとそれまで、泣かずにこらえていたのだろう。病院から運ばれ、今は実家で眠る義母のもとから、さっき夫が帰った。 「あの時まで泣 続きを読む…