スウェーデン人も話しかければ、親切にいろいろ教えてくれる人は多いけれど、ニューヨーク! そうでしょ、そうでしょ! と思わず、うれしくなった話。
包帯グルグル巻きのこわ~いキティちゃんのTシャツを、女の子が着ていたことがきっかけで、ストックホルムの地下鉄でスウェーデン人のお母さんと話した。向かって右手がその女性で、離婚し、5人の子供を育てているシングルマザー。向かって左手は、若い”おばあちゃん”。
子供たちは毎週水曜日から日曜日まで、タンザニア人の父親と一緒に過ごすという。その4日間を利用して、彼女は1月に初めて、ニューヨークにひとり旅をしたという。
4日間だけのためにわざわざ行くなんて、クレイジーだわ、と友達に言われたけれど、NYは最高だったわ。In New York, people are so friendly. You feel like they’re your best friends. (NYの人たちは本当にフレンドリーだったわ。会ったばかりでも、親友みたいに感じたわ)。道で信号を待っていても、店で買い物をしていても、話しかけてきて、スウェーデン人とは違うわね、と言って笑った。「街を歩いているだけで、楽しかった」。だからまた、9月に4日間、NY一人旅をするのだという。
「NYでは初対面でも、ずっと前からの親友みたいに話すのよね」と私のアメリカ人の友人が言ったことを、「ニューヨークの魔法」シリーズの2冊目だったか、あとがきに書いたことを思い出す。
4日間だけでも、ひとりの時間を大切にして、思い切って行動できるって、素晴らしい。でもそれも、離婚しても、週4日間は別れた夫が子供の面倒を見てくれるから、実現できることですね。
岡田光世 / Mitsuyo Okada
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