Shakespeare in the Park—セントラルパークの野外劇場で演じられる無料のシェイクスピア劇。シェイクスピア最後の悲劇といわれる「コリオレイナス」を観てきました。早朝から並ぶ予定でしたが、原稿の締切があり、書き終えたのが午前2時だったので、ダメ元で夕方4時頃行って、キャンセル待ちの列に並んでみました。
あまり演じられることのない劇であり、天候が不安定だったこともあってか、珍しく20人ほどしか前に並んでいませんでした。
途中で雨が降ってきて、木陰に避難した人もいるけれど、後ろの女性は「雨なんか平気よ」とずっと濡れていました。彼女はペンシルベニアからひとり遊びに来ていた30、40代くらいのアメリカ人女性。お姉さんの猫の世話をするために、10日ほどニューヨークに来ていました。
「姉の夫は外交官として四か月ほどセネガル駐在になって、短い期間だからと姉はニューヨークに残ることにしたのに、さみしくてあとを追っていっちゃったのよ」と。
彼女も私たちも無事にチケットをゲット。夏の涼しい夜のセントラルパークの森で、月明かりに照らされ、お城をバックにカンゲキするのは、いつもカンゲキです!
終わってから、トイレで並んでいた70代くらいのアメリカ人女性ふたりに、「話についていけた?」と聞いたら、2人揃って「ノー! シェイクスピア英語は、集中しないと難しいわ」と。
この写真はそのトイレ。緑の向こうのトイレも素敵で、思わずパチリ。
この写真は公演後。血だらけの劇だったので、「血を洗い流してるんだわ」とみんなが見ていました。
「ニューヨークの魔法」シリーズの『ニューヨークの魔法はさがして』だったと思いますが、列の最後の方に並んでいたら、男性がなぜか私のところに歩み寄り、「君、ひとり?」と声をかけ、余ったチケットをくれたことを書きました。
夏にニューヨークにいたら、絶対におススメです❣️