答えは、友よ、風に吹かれているんだ。
すぐそこにあるのに、私たちは気づこうとしない。
そういうことなのでしょうか。
マンハッタンに、広島で被爆した親鸞聖人の像が立っています。赤くなった部分に、被爆の跡が見られます。ハドソン川沿いのアッパーウエストサイドにあるリバーサイドパークの目の前です。その隣、本願寺の建物の外で、昨日、追悼の祈りが捧げられました。
手を合わせる人のなかに、アメリカ人の姿もありました。祈祷、お焼香のあと、ウクレレの伴奏で、ボブ・ディランの「風に吹かれて」をみんなで歌いました。
いったいいくつの耳を、人は持たなければならないんだ
人々が泣き叫ぶ声を聞くまでに
How many ears must one man have
Before he can hear people cry?
答えは、友よ、風に吹かれているんだ。
The answer, my fiend, is blowin’ in the wind
Photo: Cony Island, New York
当日の祈祷の写真と「風に吹かれて(和訳付き)」をコメント欄に貼ります。