私の人生でとても大切なものを失うことがわかり、悲しみに打ちひしがれていた昨日、ちょっとドキドキしながら、この絵を受け取りに銀座の画廊、ギャラリー・ゴトウに行きました。
黙って親友と母に見せると。ふたりともすぐにわかりました。
そう、生まれて初めて、プロの画家に描いてもらった肖像画。
目が輝いてい(るように見え)て、びっくりしました。親友は「子どもの時のあなたみたい」と。母は最初、暗くてよく見えなかったのか、「何これ。熊?」と言っていましたが、「あんただ!」とすぐにわかった。
画家は團上祐志氏。彼のサインはあるの? と夫が聞くので、裏を見ると、彼のサインと ”美しい人” の文字がありました(その言葉を書く絵を間違えてない?と一瞬思いましたけどー笑)。
ニューヨークの魔法のスクエア(「ニューヨークの魔法」シリーズ(文春文庫)のファンクラブ)で、講演会後の親睦会などで中心となってくださった読者の池原清夫さんが、昨年秋にこの画廊で開かれた團上氏の個展のプロデュースをされたので、彼と出会いました。
團上氏は現役美大生ですが、日米で個展をし、今年もレジデンスでニューヨークへ行きます。
5月から銀座の風月堂にも彼の作品が飾られるとのこと。これからが楽しみです。
人生で失うものがある、終わりがあるということは、始まりがある、ということ。
私の人生の新たな出発の日に、この絵を神様が贈ってくれたような気がします。
團上さん、素敵な作品をありがとう。私の宝物です。
私もこれから、あなたに負けないように頑張ります。
🌸岡田光世の著書ーー「ニューヨークの魔法」シリーズ(1~8巻、文春文庫)、「奥さまはニューヨーカー」(1~5巻、幻冬舎文庫)など。
世界一お節介で、図々しくて、孤独な人たち。でも、泣きたくなるほど、温かい。たった一度のあなたの人生を、もっと肩の力を抜いて生きていこう、と思うはず。
シリーズのどの本からでも楽しめます。
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