笑顔とため息

「はい。毎日、幸せです」と照れることなく、みんなの前で話す”新郎”。
高校時代の仲間たちが集う、毎年恒例の歌の会に昨日、参加した(観客の側だったけれど、いつか私も歌いたい!)。
この中から再婚カップルが誕生💛

この新郎と、学生時代に私は一度も話したことがない。
歌の会のあとの飲み会で、みんなにビールを注ぎに来てくれた彼に、「どんな時に幸せって、思うの?」と聞いてみた。


「家に帰って、笑顔で『おかえりなさい』って言ってくれるだけで、仕事が終わったらどこにも寄らずに、早く家に帰りたいって思うんだ」。
家に戻った時に、ため息をつかれたら、耐えられないものだよ、と。

そして、「愛している、っていうようなことも、ちゃんと口にするようになった。口にすることが大事だって、思うようになった」とも。
それは、再婚したアメリカ人も、よく口にすることだ。

新婚さんの初々しさはうらやましいけれど、長年、連れ添った相手と、明日はもっといい関係になりますように、いい関係にします、と自分に誓えるのも、いいもの、楽しいもの。

ときどき、ため息をつき、ときどき、ブスッとする自分を深く反省ーー。

昨日、夜中に目が覚めて、隣に寝ていた夫の腕を「ごめんね」とそっとさすった。そして、今朝はいつもの3倍くらいの笑顔で、そして思いっきりハグして、「いってらっしゃい」と送り出した。

新婚さん、愛のおすそ分けをありがとう。そして、お幸せに💛

Photo: 花屋へ入っていく男性 Valentine’s Day in Manhattan, 2017

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