姪たちが小さい頃、しばらく一緒に住んだことがあった。
次女を背負い、長女の手を引いて歩いていると、通りすがりの見知らぬおばさんが、「お母さんと一緒でいいわね」と笑顔で声をかけてきた。
号泣したい思いだったけれど、「姪なんですよ」とやっと答えた。
自分の子供だったら、どんなにうれしいか。何度、そう思ったことだろう。
家族で炬燵に当たっていると、下の姪はよく、父親を通り越して、私の夫のところにやってきて、膝の上にちょこんとすわり、嬉しそうに胸にもたれかかっていた。
そんな下の姪も成人式を迎えた(上の姪の時には、いろいろ考えて写真をアップしなかったけれど、いつかさせてもらうね。とてもきれいだったよ)。
私に育てられていたら、可哀そうかも、なんて今なら思えるけれど、元気にここまで育ってくれて、ありがとう。そして、おめでとう。
姪のお父さんとお母さんにも、ありがとう。
小さな時の写真をアップするのは、姪たちにはサプライズだけど、許してくれるよね。
なぜだったか覚えていないけれど、おばあちゃん(私の母)の服(パジャマ?)を、「かわいいよ」なんて私におだてられて、着せられちゃったんだったね。でも、かわいいよ