NY書店でこんまりさんのトーク

昨日、ユニオンスクエアの書店「バーンズ&ノーブル」で「こんまり」(近藤麻理恵)さんのトークがあった。世界30か国で2百万部(だったかな?)というからすごい。彼女の本に「日本的な要素」があるといわれることに、ご本人も驚いているかもしれない。
彼女のメソードに影響を受けて、片づけする気になったという大勢のニューヨーカーが集まった。彼らの多くはNYの狭いアパートに住んでいるから、ものを捨てるというのは、日本人と同じように大きな課題だ。彼女が現れると、She is so young.と周りのアメリカ人が驚いている。

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こんまり流片づけの法則は基本的に、「ときめくものだけを捨てずに残す」というもの。「ときめくものを触ったとき、体がキュッ!と細胞がすべて少しずつ上がっていく感じがする。ときめかないものを触ったときは、ズッ!と細胞が少しずつ下がっていく」などとジェスチャーで表現すると、会場は大笑い。
アメリカ人は素直に気持ちを表現するから、Oh, no! などと叫んだり、大笑いしたり……。通訳付きだったけれど、でもやっぱり、こんまりさんが、「My dream is to organize the world.(私の夢は世界をきれいに片付けること)」などと、英語で話すとうれしそうだ。
待っている間に話した人たちの「ものを捨てる」ことに関する体験や、Q&Aのために考えている質問が面白かった。
私は「ニューヨークの魔法」シリーズに登場するモンティ&マリーパット夫婦と参加。私の質問はこれよと、マリーパット。「部屋を散らかす夫(モンティ)を、キープするべき? それとも捨てるべき?」
『ニューヨークのとけない魔法』に登場するゲイルは、そこに書いたように、部屋が物にあふれている(ゲイルの名誉のために言うけれど、とはいえ、見た目はきちんと整理整頓されている)。
数日前に会ったとき、「ゲイルは絶対に来るべきよ」と誘ってみた。
興味なし、と答えるかと思ったら、「言ってみてもいいわ」という返事だったが、結局、来れなかった。
でも、ゲイルは、溢れるものに囲まれていてこそ幸せそう。ゲイルから物を奪ったら、生きる気力をなくてしてしまいそうだ。

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一気に捨てるのはすっきりして気持ちがいいものだけれど、自分が自分らしく、そして幸せに生きるために、参考にできることは取り入れればよいのだ(でも、ゲイル。トークを聞きに来る気があったってことは、ものを整理する気になっているのかな?)。
私はときめかなくても、いつか執筆のために必要になるかもしれないから、捨てられないものもたくさんあるし。手で触った感じ、触ってどう感じるかといったことは、写真では思い出せない場合もありますし、ね。

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