ハロウィーンとココア 投稿日2015/10/30投稿者mitsyコメントをどうぞ アメリカでの初めてのハロウィーン。ウィスコンシン州の小さな町の高校生だった。 アメリカに来て、まだ1か月。仲間たちに連れられて、厳しくてちょっと陰険な、女性の英語の先生の家に行った。 先生はあの頃、50代くらいだっただろうか。 と、みんなが一斉に先生の家に向かって生卵を投げつけた! (先生にそんなことしていいの?!) 先生が玄関のドアを開けて、外に出てきた。 先生は相変わらず、怖い顔をしていた。 ウィスコンシン州はこの時期、すでに寒さが厳しかった。 私はぶるぶる震えながら、ビクビクしていた。 先生は怖い顔のまま笑って、私たちを家に招き入れると、温かいココアをご馳走してくれた。