ノルウェーのオスロに到着

We’re in Oslo, Norway. 旅日記が遅れているが、私たちは昨日、列車でスウェーデン第二の都市ヨーテボリ経由で、ノルウェーのオスロに着いた。

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夜10時着だったため、アパートメントホテルの鍵を、中央駅からトラムで5駅先のセブンイレブンに取りに行かなければならなかった。初めての土地に深夜に到着するのは、不安なものだ。そこからまたトラムで中央駅に戻り、道を尋ねた相手が、8年前にイラクから難民としてやってきた三人組だった。

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私たちが日本人と知ると、彼らが口々に言った。「僕らはどの国の人たちもひとつの惑星に住んでいます。でも日本人はまったく別の惑星に住んでいるんです。行いもメンタリティも道徳も技術も、本当に尊敬に値する素晴らしい人々です」。

 
日本に行ったこともないのに、どうしてわかるの? と聞くと、「テレビで見たんだ。みんな、そう思っているよ」と言う。さらに話を聞いてみると、彼らは日本の自衛隊、そして米軍の通訳をしていたことがあるという。彼らの英語はとても上手だった。3・11直後、日本人がいかに力を合わせ、困難から立ち上がろうとしたかについても、ニュースで見た。

 
3人のうちふたりは兄弟で、父親が日本の大学で勉強していた。父親が日本から送ってきた手紙を読んでも、日本は素晴らしいと感じたという。

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彼らはわざわざアパートメントまで私たちを案内してくれた。そして、メルアドと電話番号も教えてくれ、「何か困ったことがあったら、いつでも連絡してください」と言った。
「ちゃんと鍵が開いて中に入れるか、確認してください。開かなくて入れないということもあるかもしれませんから」。ドアが開き、無事に私たちが中に入れることがわかると、安心し、3人は笑顔で真夜中のオスロの街に消えていった。

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上の写真は、スウェーデンのカルマル駅。中世の城で有名だ。表示はGoteborg(ヨーテボリ)。
いい出会いとともに始まった初めてのノルウェーの旅ーー。

岡田光世 / Mitsuyo Okada

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