雪降るなか、セントラルパークを歩く。「NYの魔法」シリーズ(文春文庫)に登場する友人ジェリーに薦められて、半年前に買ったパナソニックのカメラLUMIXを手に。
私にとってはもう見慣れた光景だけれど、この公園、この摩天楼、この街。世界中の人たちが憧れ、夢見るその場所に今、私は立っているのだと、ふと思う。どんなに寒くても、観光客はセントラルパークにやってくる。そして、子どものように無邪気になる。
ジョン・レノンがImagine(イマジン)で歌う世界に、ニューヨークは最も近いところにある気がするけれど、最近、日本人に起きた悲劇を思うと、いつか本当にそういうときが訪れることがあるのだろうか、とつい悲観的になってしまう。でも、夢を捨てたら、終わり。夢追い人にならなければ。私には私ができることをする。だから今日も、出会った人にやさしくありたいと思う。
Photos: Central Park, New York, Feb.2nd, 2015