「ヒロシマ」を書いた大作家ジョン・ハーシーと

懐かしい写真が届いた。大学時代に留学したときにお世話になった母校の大学の元職員の人が、送ってくれた。留学先のアメリカの大学で、ピュリッツァー賞作家ジョン・ハーシー氏を招いて、原爆について討論が行われた時の写真だ。

ジョンハーシー氏と共に - 岡田光世

ハーシー氏は、原爆投下直後、広島を自分の足で歩き、原爆被害のルポルタージュを書いた。そしてまとめられた本が、「ヒロシマ(Hiroshima」。大作家の隣で、エラそうに足を組んでいるのは……。本当に恥ずかしい写真だ。23歳の若気の至りと許していただきたい。

私の夫の母は、広島の原爆で、両親と兄を亡くした。数年前の今日、私は夫の叔母とふたりで、広島の平和祈念式典に参列した。被爆した叔母は、『ニューヨークの魔法のじかん』(文春文庫)に、原爆とは直接関係のない形で、数行だけ登場する。すでにかなりの高齢だが、毎年この日は、呉から広島まで、式典に参列するために出かけていく。あの日からちょうど、69年――。

With John Hersey, a Pulitzer Prize-winning American writer and journalist. He’s the author of “Hiroshima”. http://www.amazon.co.jp/dp/0679721037

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