夫婦って不思議なもの。つい先日、ちょっとしたことで喧嘩し、口論になると、私が「勝たなきゃ!」と思ってしまい、そうなると、本当に相手が憎たらしくなる。
でも翌日、「光世の笑顔を見るのが、喜びです」なんてメールが夫から届き、私は私で、「今朝、ベッドルームに入ったら、ベッドメイキングされていた。私がした覚えはないけれど、あなたがしてくれた? だとしたら、ほんのちょっとしたことだけど、うれしかったです」なんて書いて、お互い、素直になっている。
4月に夫が昇進し、5月にお祝いしようと思い、新宿の東京パークハイアットの「ニューヨーク・グリル」で予約していたけれど、雨の予報などで2度ほどキャンセルし、実現していなかった。私は前に某出版社の編集者にご馳走になったことがあったけれど、夫はここで食事したことがない。急遽、予約を入れ、今日、夫にはサプライズでお祝いのランチ。
しかし! いつも迷子になる私。夫の道案内なしに、駅からホテルにたどり着けない。仕方なく、駅に着いたとたん、じつは…と打ち明ける。
前菜を前に、「昇進、おめでとう!」と私が伝えると、「光世も、よく頑張ったね」と夫が言う。「何を?」ときょとんとしていると、「9人の娘たちを世に出したお祝いでもあるだろ」と。そうか、そうだったね。お祝いしていなかったっけ。
ずっと仕事が忙しくて、なんだか一緒に闘う「同士」みたいになっていた。何事もそうだけれど、夫婦の愛も、つねに育てていく努力をしないと、だんだん冷めていってしまうものなのだと思う。相手がいて「当たり前」ではない。また明日から、新たな気持ちで夫婦していこうね。昨日よりは今日、今日よりは明日。少しずつ、よい妻になっていきますよ❣️
先日アメリカに住む息子から「光世さんの本、電子書籍で初刊から大人買いしたよ」とメールが。日本にいるときいつも一緒に光世さんのニューヨークシリーズを読んでいたので新刊発売の記事を見てすぐに購入したとのこと。親子で光世さんにな気分にしてもらいました。ありがとうございました。
わあ すごい! 嬉しい!
息子さん ありがとう
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岡田光世