松居一代さんのことで、いろいろ考えます。「愛」は「憎」へと変わり、もう戻ることはできないのでしょうか。
夫の船越英一郎さんの裏切りがあったかどうかわかりません。
あったとしたら、それはそれは辛いことだと思います。
信頼し切っていたのですから、気が狂ってもおかしくないでしょう。
ただ、たとえ裏切りがあったとしたら、そうなってしまったそれまでの経緯もあったのでしょう。
松居さんが「憎み」を募らせてすべてを破壊してしまうのではなく、こんなに素敵な女性を失ってしまったと相手が後悔するような、そんな「愛」あふれる人になれたら、とても素敵だと思います。
私たち夫婦にも、お互いに対して「愛」より「憎」が勝っていた時期がなかったとはいえません。それを乗り越え、今がある。でもこの先、何があるかわかりません。
だからこそ、今を大切にしなければ、と肝に銘じます。
反意語ではありませんが、「愛」の反対は「憎」ではなく、「無関心」だとよく言われます。
「愛」は互いに育てていく努力をしていかなければ、気づかないうちに、あっという間に「憎」へと変わってしまう。
でも、逆に「憎」を「愛」へと変えることもできる。そこに希望があり、だからこそ夫婦は、面白く、深いのだと思うのです。
夫婦は「そこにあるもの」ではなく、「なっていくもの」なのですね。
相手にしてよ~…言っているようで、ワンちゃんがちょっぴり気の毒で、カメラを向けました。Photo: Stockholm, Sweden
ね~、相手にしてってばーー!