オバマ大統領の最後のスピーチを聴き、トランプ次期大統領の記者会見を見ると、人間性の違いがよくわかる。
人としてオバマ大統領はとても好きだった。
彼の姿をもうあまりテレビで観ることもなくなると思うと、正直、とてもさみしい。
が、人間性にはいささか(かなり)問題があろうとも、今のアメリカがトランプ氏のような”起爆剤”を強く求めていることから、目を背けてはならないのだ。
トランプ氏がツイッターで発するひと言ひと言に、世界の大企業が右往左往する様子は、滑稽ながら、恐ろしさも感じさせるが、直接、自分の言葉で、企業やマスコミ、一般の国民に彼の言葉が伝わる手段だ。
批判は強いが、アメリカばかりか日本でも、これまでマスコミを介して流されてきた情報は、果たして正確なものばかりといえるのか。
私たちにはわからない、マスコミの事情が隠されてはいないのか。
いろいろな意味でトランプ氏は、私たちの既成概念を崩した。日本も、私たち国民も、これからどう進むべきか、
アメリカの顔色を見るばかりでなく、自分たちで考えることを強いられている。
オバマ大統領の最初で最後の言葉は、”Yes, we can.” 国を変えるのは、たったひとりの大統領や首相ではない。私たち国民ひとりひとりだ。