ずっとどこかに忘れていた大切なものに、また巡り会えた気がしたーー。 アメリカには一度も行ったことがないし、正直、あんまり好きな国でもない。
そんな私がひょんなことから、シリーズ第一弾を手に取ることになった。
ところが、途中からぐいぐい引き込まれ、気づいた時には自分でも不思議なほど切なく、胸苦しい感情に包まれていた。
ここに出てくる人たちは、世界一お節介で、図々しくて、孤独で、でも泣きたくなるほど温かい。
発刊以来、「明日からもまた、頑張れそうです」と大勢の読者が届けてくれたことばの数々。魔法は当分、とけそうにない。
(初代編集担当・池延朋子)
道を聞けば、周りが皆、口を出す。
地下鉄のホームで他人同士が踊り始める。
たまたま写真に写り込んだ人が「これで私を忘れないわね」。
心と心が通い合った時、”魔法”が生まれる。
個性的すぎる人たちに笑い、泣いたあと、無性にNYに行きたくなる。
大人気シリーズの最後を飾る感動の書き下ろし。
とっておきの秘蔵話と写真も満載。