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至近距離から見た岡田光世とは

喜怒哀楽増幅マシン

 嬉しい時は精一杯歓び、悲しい時は塩をかけられたナメクジのようにしょぼくれて、なかなか立ち直らない。重度の心配性でもある。そして怒り心頭に達した時や不満が炸裂した時は、言葉のマシンガンと化す。
 岡田光世は、そういう人です。誰に似ているかと聞かれても、ちょっと思い当たる人がいません。


完璧主義者

 もう少し性格を付け加えましょう。
 やるからには徹底的にやる完璧主義で、「オール・オア・ナッシング」のタイプです。これは、本人も自覚しています。安物も買うが、高級品も思い切って買う人です。この値段のギャップには、驚きます。


 原稿の締切前は、もう本当に朝から晩までパソコンにへばりついています。その前の状態とのギャップに、周囲は圧倒されます。果たしてこの人の辞書に計画という言葉はないのか、と思わされます。


 意外過ぎることに、趣味は計画を立てることです。それも、分刻みの完璧なものを作ります。巻き込まれたら大変ですが、3日以上、実施されたことはありません。

貪欲な好奇心

 とにかく、よく人に話しかけます。道でも何でも質問しまくります。それがあっての、あのエッセイなのです。そんな時間的余裕が許される、行きあたりばったりの行動が多いということでもあります。


 基本的にどんなことでも好奇心を持って臨みますが、買うつもりもないのにぶらりと店に入って質問したり試飲(ワインなど)したりするのは、大変、気が引けるそうです。父、母、ともに商いの血筋だから、店の人に申し訳ないと思うらしいです。

多大な影響力

 自分は公務員の家の生まれで、もともと温厚で、喜怒哀楽を表情に出さない、岡田光世と正反対の性格の人間でした。似た者夫婦とはよく言ったもので、これだけ長くつき合っていると、幸か不幸かいろいろ影響されてくるようです。彼女の方は、まったく自分の影響を受けていません。


まさに、世の光

 いろいろ書いてきましたが、これだけは言えると思います。世の光とはよく名付けたもので、周りをパっと明るくする力を持ったなんとも愛らしい女性なのです。これは、本人に会ってみないことにはわからないと思うので、その唯一の機会である講演会に、是非お越しください。



 こういうところが、似てしまったわけです。



高校2年以来のつき合いの夫、塩崎 智