ニューヨークが教えてくれた幸せなことば 岡田光世
「ニューヨークの魔法のことば」と改題し、エッセイを増やして文春文庫から文庫化されましたが、「ニューヨークが教えてくれた幸せなことば」は、より短くコンパクトなエッセイですから、ぜひ文庫と読み比べてみてください。
人は人に癒される。いつも前向きで、知人でなくとも、気持ちのよい言葉を気軽にかけ合うニューヨーカーたち。20年以上、現地に滞在した著者が彼らと交わした、シンプルだけど心に残る、ことばのエッセイ集。
目 次
こんな街！
第一章 人 々
リトルイタリーの小さな商人
ニューヨークの頑固親父
ホームで出会ったイラン人
夏の浜辺の拾いもの
おれのストーリー
第二章 子ども、老人、ホームレス
ブルックリンの罪ほろぼし
"非行少年" の届けもの
犬が老人ホームを訪ねた日
ブロンクスの感謝祭
冬の仲間
クリスマスイブの盗人
踊り場の"部屋"
第三章 街 角
メニューのあるレストラン
靴を脱ぐということ
ニューヨークで二番目におもしろいところ
セントラルパークという絵本
聖人にお願い
暴動のうわさ
第四章 私とニューヨーク
夕飯
机を運びながら
小包
母のニューヨーク
戸惑う日本の入院生活
第五章 ニューヨークだから
車内放送
地下鉄の芸人
ベランダの住人
ニューヨークがやさしい