ニューヨークが教えてくれた”私だけ”の英語
”あなたの英語”だから、価値がある 岡田光世
家族の反対を押し切り、高校時代に憧れのアメリカへ留学。「ストレート」も通じず、「私は、バカなの?」と泣き暮らした日々はやがて──。ニューヨークの大学院で学び、現地で取材を重ね、見つけた大切なこと。完璧でなくていい。私にしか話せない私だけの英語で、心を伝える。その原点は、中学英語だった。
2大ロングセラーシリーズ、「ニューヨークの魔法」シリーズ(文春文庫)と『奥さまはニューヨーカー』シリーズ(幻冬舎文庫)を描いてきた著者が、どんなふうに英語を学び、挫折を乗り越え、モノにし、活かし、人と心を交わしてきたかを、初めて語る。
目 次
はじめに
Chapter 1 アメリカの高校で過ごした1年
・「ストレート」が通じない
・英語も話せないの?
・誰も話しかけてくれない
・「便秘」に青でアンダーライン
・「うるせー、黙れ!」とダッドにどなってしまった!
・耳に入る英語をオウム返し
・話せないのに、アメリカ人より文法ができる
・私の英語をみんなが笑った
・いつもそばにいてくれるメアリージョー
・マムとダッドに思いを伝えたい
Chapter 2 私は英語に恋をした
・万年筆の青い筆記体にときめいて
・家じゅうに貼った英単語カード
・世界への扉は、カーペンターズの歌
・未知の音に心うばわれて
・歌のメッセージを受けとめながら
・バイブルは、中学英語の教科書
・おすすめの本は、音声付きで300円!
・受験英語は、基礎を鍛えてくれた
・英語を話したくて、たまらない
・家族の反対を押し切ってアメリカへ
Chapter 3 再びアメリカ留学。書く仕事がしたい
・英語のポジティブさが、私を変えた
・英語の勉強は、ずっと続けた
・人前で英語を話す
・シャドーイングはやり方次第で、最高の英語習得法に
・大量のリーディングで、ぐんと伸びた速読の力
・全米エッセイ・コンテストに応募してみると
・ニューヨークで、一流の作家に学ぶ
・母語ではないからこそ、クリエイティブになれる
Chapter 4 ニューヨークで生きていく
・英語に自信がもてる街
・みんな、英語を話そうとがんばっている
・心を打った片言の英語
・世界でもっとも話されているブロークン・イングリッシュ
・光る言葉は、意外なところに
・誰もが発信できる時代
・街角でひたすら耳を傾けて
・『奥さまはニューヨーカー』で、どう勉強する?
・心が触れ合う瞬間に満ちた街
・「ニューヨークの魔法」シリーズも音読を
Chapter 5 ”あなただけの英語”を愛おしむ
・わくわくすることは、何ですか
・自信をもつには、まず自分を好きになる
・好きなことを、英語でする
・インスタグラムに英語でコメントしてみて
・日本人であるだけで、感動される
・「おかえりなさい」は最高のおもてなし
・カタカナ英語を、どんどん利用しよう
・五感あふれる暮らしのなかで
・みんな、あなたが話すのを待っている
・あなたを丸ごと、英語で伝える
Chapter 6 英語が好きになる13の方法
・おもしろがりの天才
・英語を楽しくするのは、あなた次第
・励ましてくれる人をみつける
・「弱い意志」を「習慣」に変えてしまおう
・どうしたら、ネイティブみたいに話せるの?
・動作や感情にのせて、英語を覚える
・英語は前から区切って、塊でつなげていく
・英語をイメージでとらえよう
・自分にしかないフレーズ帳をお守りに
・楽しい英語に囲まれる暮らし
・Siri といつでも、おしゃべりできる
・私の英語はあっている?
・ネイティブとの会話は、自分が仕切る
Chapter 7 英語で心を通わせるということ
・生の英語が、私を世界と結んでくれる
・人とつながる生活を、どこでも意識する
・笑顔で相手の心をノックする
・会話のきっかけは、お節介とほめ言葉
・もっと人に”迷惑”をかけよう
・ユーモアのある暮らし
・英語も「言い方が9割」
・聞き上手になるコツ
・相手にも自分にも、正直になる
・会話を続けるコツは、相手の言葉にある
・ポジティブなボールを、投げ返す